今回の旅で特に気をつけるべきところ

1、3大難所

(1)親不知(新潟・富山)

親不知は、新潟の糸魚川市と福井の朝日町の間にある難所であり、「第51日目」に通過しました。日本縦断で、日本海側ルートを選んだ場合、避けることができない関門です。迂回路がないため、最大限、目立つ服装をして、注意して通るしかありません。

(2)越前市と敦賀市の間(福井)

この間のルートは、海側の国道8号線と内陸側の国道365号線、国道476号線を通るそれぞれのルートがあり、今回私は、「第60日目」と「第61日目」に、内陸側ルートを通りました。両方通ったわけではなく、しかも、距離的に内陸側の方が長くなります(宿泊のための遠回りも含め)が、情報を集めた限り、交通量、道路形態などからも、内陸側の方が歩き易いと思います。

(3)三太郎峠(熊本)

この間のルートも、内陸側の国道3号線と海側の県道254号線、県道56号線等を通るそれぞれのルートがあり、今回、私は、「第101日目」と「第102日目」に、海側ルートを通りました。ここは、難関と思われる内陸側の峠のトンネルを入り口近くで見ましたが、路側帯が無く、交通量も多く、10キロ近く距離が長くなりますが、海側ルートを通るのが良いと思います。海側は、八代海(不知火)に面し、景色も素晴らしく、それだけでも、通る価値があります。

2.その他

(1)若狭地方(福井)

福井県敦賀市から京都府舞鶴市までの間の若狭地域は、土地の狭さ等の理由もあるのか、国道でも、路側帯が狭く、ガードレールも迫って設置してあり、歩きにく道路が多かったです。注意して進む必要があります。(第62日目〜第64日目)

(2)倶利伽羅峠(富山・石川)

ここには、国道8号線、倶利伽羅バイパスの倶利伽羅トンネルがありますが、トンネル内は路側帯がかなり狭く、特に雨天時など、水浸しになるため、手前から県道286号線に入り、天田峠を経由した方が良いと思います。(第55日目)

(3)その他

国道などを歩いていて、突然歩道が無くなったり、路側帯が極端に狭くなったりすることがあります。その場合、その道に沿って、旧街道や側道などが設置されていることがあるので、地図などで確認すること。(羽州街道、山陽道など)

洞門内でのカーブ、上下が多く、向かってくる対向車が見えずらい。(親不知)
木の芽トンネル。快適でした。(敦賀手前内陸側ルート)
佐敷トンネルです。昭和40年頃建設で、歩道がない。これが、1570m続きます。それより3.5キロ長い迂回路を選択しました。(三太郎峠内陸ルートの回避したトンネル)