歩けました
今日は、芦北の宿を7時半に出発して、昨日と同じように、三太郎峠の最後の「津奈木峠」を避けて、海側の回避道の県道56号線を進み、1時ごろに今日の目的地である新水俣(駅)に着きました。昨日の歩行途中で、左脛筋肉に痛みを生じたことで、今日の歩行が心配されましたが、朝起きてみると、触ると多少痛みがあるものの、歩けないほどではありませんでした。公共交通機関の無い区間だったので、悪化した時にはタクシーに迎えに来てもらうことも想定して出発しました。結局、意識してスローペース、休憩を多く取ることで、終盤少し痛みましたが、無事目的地に着きました。その後、近くの湯治先の「湯の児(こ)温泉」の宿泊先に来ています。
不知火海(八代海)は良い所です。
今回、三太郎峠を避け、海側を歩いた事で、天草諸島と熊本県南部に囲まれた「不知火海」の海岸線に沿って歩くことになりましたが、とても景色の良い、雰囲気の良い所でした。この辺は甘夏みかん、デコポンが名産だそうで、時期は少し早かったのですが、多くの実が一杯になった斜面畑を見ることができました。また、海には、この地方独特の帆を張った漁船を見ることができ、対岸には天草諸島がありました。この海は、穏やかな海という印象でした。時間があれば、もっと小さな岬も周ってみたかったです。今回の旅では、見たいところがあれば、立ち止まって、いつまでも見られます。車であれば、そもそもじっくりと見られないでしょうし、自転車でもそうは止まることができませんが、歩いていれば、首を横に振ればいつでも見たいものが見ることが出来ます。歩き旅の良いところです。
(・天候 :曇り・移動距離:20キロ ・所要時間: 5時間30分 ・宿泊:湯の児温泉 昇陽館)
(・実移動日数:86日・累計移動距離: 2617キロ)