利尻富士と蛇
今日の移動距離は短いので、南稚内のホテルを遅く出ました。稚内半島を横断して、日本海側に出て、湾沿いに抜海手前まで行き。そこからサロベツ原野に入り、内陸を勇知まで来ました。
ここサロベツ原野から熊が渡ったという利尻富士は、ほとんど雲の中でしたが、内陸に入る直前に頂きを見せてくれました。今度日本海側に出るのは天塩になりますが、綺麗な姿を見られるかどうか。歩いていると、歩道を蛇が横切ってびっくりして、2m位飛び退きました。野生の蛇を身近で見たのは、中学生の時にで学校近くの河原でアオダイショウを見て以来です。ウミヘビも含めても20数年前に、小浜島の夜の浜辺で見て飛び退いた以来です。それ以降、登山・山菜採りなどで、野山に行くこともあったのですが、見たことがなかったのに、こんな最北の地でと思っていたら、すぐ後に、日向ぼっこしているシマヘビだと思うのですが、またいました。
サロベツ原野
サロベツ原野内陸に入ってしばらくして、歩道が無くなり、右側の路肩を車を気にしながら、歩行することになりました。周りは、牧草地帯で、あちらこちらで牛がのんびりしていました。
宿のには昼過ぎに着いたので、昼食を頂き、そのままチェックインして、オプション(有料)でお願いした五右衛門風呂に入りました。昔自宅のお風呂が、祖父が割った薪を使って沸かしたものでした。40数年ぶりに、薪の香りがする眺めのいい風呂に、野鳥の鳴き声を聞きながら入ることが出来ました。
石川文洋さん
宿のご主人によると、数日前に、日本徒歩縦断を15年前に達成した石川さんが、泊まったとのことでした。石川さんとは、縁があり(と言っても石川さんは私のことは知らないでしょうが)、実は沖縄県の本部町備瀬に石川さんが売り出していた土地を、購入を検討したことがあります。その時は条件が合わなくて、見送ったのですが、あとで、その土地が、石川さんの、あの「日本縦断 徒歩の旅」にも出てきた、土地だと教えてもらい、購入できなかったことに、非常に悔しい思いをしたことがあります。それもあって、そのあとすぐに、同じ備瀬で出てきた土地を躊躇なく購入することになり、結果として、そこに宿泊施設を作るという、現在進めていることに結びついています。
石川さんが、2度目の縦断に、数日前に宗谷岬を出発しことはHPで知っていたのですが、スローペースですが、しっかりと進んでいるようです。今回は北海道は内陸、その先も太平洋側を進むとのことで、お会いすることは 無いかもしれませんが、カメラマンとしての存在も含めて尊敬する方です。80歳だそうで、心臓にも不安があるとのことですが、無事に沖縄に着かれることをお祈りします。
(・天気:曇り ・移動距離:21キロ ・所要時間: 4時間50分 ・宿泊 :ファームイン悠遊ファーム)
(・実移動日数:2日・累計移動距離: 50キロ)