敦賀には内陸側から
今日は福井駅前の宿を、午後から雨が予想されていたので、4時半と早くに出発し、鯖江、越前(市の方)と経由して、南越前町の中小屋というところにある今日の宿泊地に1時前に到着しました。予報では「午後から」ということでしたが、11時過ぎに雨が降り始め、傘を差していたのですが、強く降り、風もあり、少し濡れました。
越前市から敦賀市に行くには、海側の国道8号線が、距離も短かく通常通る道だそうです。しかし、北海道の小平町で出会った、もう少しで日本縦断ゴールの青年から貰った「その区間の8号線は車が歩行者を見付けにくく、危険なので避けた方がいい」とのアドバイスに従い、内陸側の国道365号線、476号線を経由することにしました。しかし、今日歩いた限りでは、歩道がない、更には路側帯も無いような区間もあり、明日が多少心配です。
宿泊地は花はすの生産地
今日の宿泊地は2005年に町村合併する前は、「中条町」に属しており、中条町は、全国の花ハスの6割を生産していたそうです。今日の宿は、それをメインにした温泉ホテルで、敷地の周りはハス畑だらけ、ハスソフトクリーム、ハスうどん、ハスソーメンなどが販売されていました。大浴場には通常の温泉の他、ハスエキスを入れた浴槽などもありました。とても特徴があります。
その宿泊施設に、残り1キロぐらいのところの民家の道路側に柿の木があり、いい色になっている実もありました。雨で周りに人影がなかったことから、つい手を伸ばしてしまい1個もぎ取り、歩きながら食べました。とても 甘く熟しており、美味しかったです。 そういう時期なんですね。そこで一句「秋雨で 盗み食いたる 甘い柿 (山中温泉温泉で、芭蕉の館に行って以来、俳句付いています。(笑))」。東京で学生だった頃、ビタミンC補給のため、深夜になったら、買い物袋を持って、近所の民家の塀に上り、手の届く柿の実を袋一杯盗み取って食べていましたが、それ以来です。でも、なんで、本州の地元の人って自分の庭の柿を食べないんでしょうかね。
(・天候:曇りのち雨・移動距離:34キロ ・所要時間 8時間10分 ・宿泊 花はす温泉そまやま)
(・実移動日数:52日・累計移動距離: 1583キロ)